第42章 エピローグ
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『・・・ふ~!受付間に合った~!』
【虹村】
「朝から疲れた・・・」
ハイスピードで受付を済ませ、
ロビーで朝ごはんを食べていた頃。
【桃井】
「────はちちゃん!」
『っ!さつき!』
さつき───そして、帝光バスケ部一軍メンバーが集まっていた。
【虹村】
「おまえらなんでここに・・・っ」
その中には先輩の同級生もいて、
先輩はその輪の中に入っていく。
『どうして・・・っ』
送別会は別にやってもらったのに。
【黄瀬】
「そういう問題じゃないッスよ!
来たいから来たんス!」
【桃井】
「そーそー!」
満面の笑みで笑ってくれる
みんなに、泣きそうになってくる。
だってみんな───汗だくなんだもん
走って、来てくれたんでしょ?
唇を噛み締め、泣かないように前を向く。
『・・・っありがと、ほんとに!』
最後の最後まで泣きそうだった。
緑間にラッキーアイテム貰って。
「毎日配送するのだよ」とか言ってるし。
青峰にレブロンデザインのバッシュ貰って。
「今度帰ってきたら金返せよ」なんて脅迫されて。
ムッくんにお菓子大量に貰って。
「はちちんが好きな味、いっぱい買ってきた~」とか言っちゃって。
黒子くんからは、バスケボール。
「今度帰ってきたら、一緒にやりましょう」って約束を。
涼太からは、涼太が表紙の雑誌と涼太愛用(らしい)のiPod。
「俺の好きな曲、いっぱい聞いてほしいッス!」って、涼太にしてはいいこといってる。
赤司くんからは、ネックレスだった。
「いつか、はちを独り占めするために」なんて恐ろしいこと言ってるわ。
さつきからは、指輪だった。
「赤司くんのネックレスに通して!」って、火神みたいな感じになった。
うれしい。
ありがとうね、ほんとうに・・・