第40章 終わりへの扉
『せせせ先輩!』
声を少し張り上げても、
先輩には聞こえていないらしい。
寝てるからな。
【虹村】
「・・・んっ」
『ひっ・・・!!!』
次はくわえられた。
あったかい・・・・・・・じゃなくて!!
『せ、んぱい!』
さすがのわたしでもこれは心臓止まりそうなほど恥ずかしい!
『んっ・・・ひっ』
な、められてる、の?
なんだか、フワフワした感じだ。
気持ちいいけど、恥ずかしい。
変な声が出ないように、手で押さえる。
前にもこんなことあったような・・・
あの頃とはまた違う。
ほんとの本気で恥ずかしい。
声出るの、やだ。
絶えず、子供のようにくわえている先輩の行動に、声が出そうになったその時────
【虹村】
「・・・声、出さねーの?」
『!!!!?』
にやりとした先輩と目があった。
は、はめたな!!
騙したな!
『こんの・・・馬鹿野郎ーーー!!』
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【虹村】
「そう怒んなって。悪かったから。」
『・・・・・・ふん』
【黄瀬】
「・・・はちっち、めちゃくちゃ怒ってるッスね」
【青峰】
「どーせまた、キャプテンがなんかしたんだろ」
【赤司】
「・・・ったく・・・あの人は・・・」
【緑間】
「キャプテンもつくづく変態なのだよ」
【紫原】
「乙女心、わかってねぇんじゃね~?
峰ちんみたいに」
【黒子】
「そうですね。
青峰くんのように。」
【青峰】
「・・・一言多いんだよお前ら。
泣くぞ?」
【桃井】
「えっ、大ちゃんが泣くの?
・・・キモッ」
【赤司】
「キモッ」
【青峰】
「さつきはどーでもいいけど、
赤司に言われんのは結構刺さるな。
・・・はちに慰めてもらうからいーわ」
【黄瀬】
「えっ、青峰っち俺がいるッスよ!
さ、どんとこいッス!」
【青峰】
「男に慰めてもらう趣味ねーわ!!
腕広げて待ってんじゃねーよ!」
『・・・なにしてんの』