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【黒子のバスケ】どうしようもなく好きだったから

第38章 ほ、本編とか、し、知りませんー;


あぁ・・・わたし、もう知らないよ・・・


ムッ君が指を指した先には





【黄瀬】
「───黒子っち!!!?」






赤司くんの後ろで
顔面にボールがめり込んでいるままの黒子くんが突っ立っていた。


詳しく言うと、

突っ立ったまま気絶してるっす。


・・・器用だな。




・・・・じゃないじゃない!


『ごめんね黒子くん!
大丈夫?』


・・・・、




・・・あーダメだ!応答しない!




『どうし、』


【赤司】
「おい黒子。起きるんだ」



言葉が紡がれなかった。


赤司くんが黒子くんの頬を叩いて起こしていたから。




・・・起こしていたから!?






ぺしぺし

なんてそんなもんじゃない。


べしべしッ

という、リアルな音だった。



『あ、あの・・・赤司さん?』


【赤司】
「ん?なんだ?

・・・起きたな。黒子、それくらいでへばるな」



いやいやむりでしょ!
顔面ボールだよ!?



・・・まぁ赤司くんならへばんないだろうけども!



【黒子】
「・・・うっ、あれ・・・僕・・・?」


【赤司】
「お前は黒子テツヤでここは屋上だ。

たてるか?」




ポカーーンとしているわたし達を置いて、ふたりは展開を進めていく。


【黄瀬】
「・・・はちっち」

『ん?』


【黄瀬】
「・・・俺たちって、別の次元にいるんスかね」

『あー涼太!戻ってきて!?』


涼太の目が遠くなっていく・・・気がする。


ダメだ、カオスだコレ。




【赤司】
「・・・・・・さてと。」




一瞬、


ほんとに一瞬。



赤司くんの声が

物凄く冷たくなった。



触ったら凍傷してしまうんじゃないかというほどの冷気。

寒い、寒いよ赤司さん!



ほら!緑間でさえ目逸らしてるし!
ダメだコレ!



【赤司】
「・・・何をしてたんだ?ここで」


【青峰】
「あ?バスケだよ、バスケ」


【赤司】
「・・・そうか。」



あー青峰のアホ!バカ!

遮り気味に返してんじゃないよ!



あー怒った、これ怒るわ。

元凶であるわたしが怒られるんだろうなぁ・・・



・・・ほらほら、こっち来たし・・・








【赤司】
「・・・───はち」








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