第1章 強烈的な序章
えええウソウソウソ!?
手首の縄がいい具合に解れてるよ!
やった!運気さいこう!!!!
どうせ脱出するから、一言言っとくか
「・・・あんたらの、こうやって人を売るコトに価値があったとしたら、
そんな価値、
そこらへんのゴミよりも低いっての!!!!」
どりゃゃぁぁぁぁあ!!!!!!!!
バキッと鈍い音。
トランクがバッと開いた音だった。
風が来る。
・・・・・・えっ
ここ、高速道路だったの!!!!??
あ、やばい・・・!!!!
外に身を投げ出して私の体は
当然、後ろにいたトラック一直線だった。