第37章 ようやく出てくる答え
急展開すぎ。
わたし、死ぬのかな
あっちの世界に
また戻るのかな。
やだ、な───
意識が途切れていく
もうほとんどダメだ
「────はち!!!」
・・・嗚呼。
こんなときでも
君は
わたしを見つけてくれるよね
もう
ほんと・・・
だから
大好きなんだよ
手首を握りしめるその手の熱さが
胸を締め付けるようなその声が
どうしようもなく
本当にどうしようもなく
大好き
『・・・に、じむ・・・』
乾いた笑いが
口から零れる
胸に抱きとめられたその瞬間に
安心かなんなのか
意識を手放してしまった