第5章 どうにかできる
『・・・もー、虹村先輩・・・加減を知ってくださいよー』
【虹村】
「今更おまえに加減もクソもあるか」
『やだっ、汚い言葉禁止ですってば!』
【虹村】
「いや今はじめて聞いたし」
スタスタと先行く彼に着いていくので必死だった。
何気に歩幅広いよなぁ・・・やっぱり
【虹村】
「・・・・・・・・」
『・・・? 虹村先輩?』
【虹村】
「はっ⁉ なんだよ!?」
『ぅえ!? いや特には・・・』
まさか、こんなにも驚かれるとは思わなくて、こっちまでビックリしてしまった。
いちいち名前呼ぶな!と怒られてしまった。
えぇ・・・なんかしたっけ?
【虹村】
「(・・・昨日、人生初のキスしちまった・・・・・・いやでも目蓋だs)」