• テキストサイズ

【黒子のバスケ】どうしようもなく好きだったから

第23章 虹の心





『なっなっ、何してるんですか!
先輩のアホーーーー!!!!』





枕を顔面に投げつけた。
距離が近かったのと、咄嗟のことで制御できなかったのか、ボフッと顔面直撃。



でもでも!
今のは先輩が悪いーーー!!!!




【虹村】
「・・・・・・・てめぇ・・・」


『ひぃ・・・!? お、怒んないでくださいよ・・・!』




枕を退けた先輩の目は怒りに染まっていて。


でも今の私悪くないし!





『ちょ、ほんと、怒んなっ・・・!

・・・───っ!』




徐々に近づいてきた先輩の前に手を出して、止まるよう訴える。

だけど、止まってくれるはずもなくて。




その手さえも握られて、また心拍数が上がって。


もう私は、何もできなかった。







体に重みがかかり、後ろに倒れ込む。






【虹村】
「───・・・はち」





低くて安定感のある声。

こういう声、好きだなぁ・・・なんて。





【虹村】
「・・・キス、したい」








────え?



それって、つまり?
え? どういう状況よコレ



『・・・せんぱい・・・?』



【虹村】
「っあー! その前にちゃんと言わねぇとな」



『え?・・・』







真剣なその目が、私を捉えてる。


それにさえも、心臓がバクバクしている。












【虹村】
「───・・・俺、お前のことが好きだ」













/ 342ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp