第3章 どうにかしたい
休憩のあとはもう終わりらしい。
緑間くんと話してみようかな。
『・・・緑間くん』
【緑間】
「・・・?誰なのだよ。」
やっぱり「なのだよ」って言うんだ。
本場は違うなぁ・・・
『さっき、ピアノの上に落ちた者です。赤司くんからものすごく驚いていたって聞いて。ごめんね』
軽く存在を思い出させて、謝った。
すると、フンと鼻を鳴らしメガネをくいっと上げた緑間くん。
【緑間】
「お前か。さっきはなんだったのだよ。あんなの誰でも驚くだろう。」
『いやぁ、その・・・説明が難しいというか』
【緑間】
「?なんなのだよ・・・。」
怪訝そうにしている緑間くん。
そんな顔されても、私だって訳がわからないんだから。
仕方がない。
【緑間】
「・・・・・・名前、なんていうのだよ。」
『あっ、三井はち。三に井戸の井、はちは平仮名だよ』
【緑間】
「なるほど。だから間抜けな顔をしているのか。」(名前がはちの人ごめんなさい!)
『うんそれ会話繋がってないし、めっちゃ失礼!』
またまたフンと鳴らした緑間くん。
ほんと、心がいい捻り具合だな・・・