第3章 どうにかしたい
『え?』
【赤司】
「もう少し食べた方がいい。
異常なくらい軽かったからな」
『・・・えっ』
・・・「軽かったからな」
軽かったからな・・・軽かった・・・からな・・・(←エコー)
『~~!!!! 赤司くんサイコー!!!!』
私は思わず飛び付いていた。
【赤司】
「おっと。
・・・なにか最高なこと言ったかい?」
『うん!もー!さいこーだよ!!』
【赤司】
「?それならいいが」
にこっと微笑む目の前の神よ。
友達が「赤司様」言ってて馬鹿だなーって思ってたけど、ほんとの事だった!
ごめんね!ゆっちゃん!
【赤司】
「もうどこも痛くないのか?」
『うん!もう痛くないよ』
【赤司】
「・・・あの高さからピアノの上に落ちて、無傷なのも恐ろしいな」
『え?』
赤司くん曰く、私が落ちてきたとき、ものすごい音がしたという。
ピアノの音色が不協和音を奏でて、そのあとの鈍い音。
不安をかきたてるような音だったという。
『・・・それは・・・お騒がせしました・・・』
【赤司】
「あとで緑間とかにも話しかけてみるといい。ものすごく驚いていたからな」
『そうします・・・』
あ、緑間くんもいるんだ・・・。
って、当たり前か。
【虹村】
「──休憩だ!水分とれよ!」
にじむーの一声でまばらになっていく部員。
よくよく見たらカラフルだな。
あ、桃井さんはっけーん