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【黒子のバスケ】どうしようもなく好きだったから
第17章 多くの天敵
───虹村side─────────┐
本当は、見えていた。
はちの目から、涙が零れる瞬間を。
でも、それを拭う権利は俺にねぇ。
あいつが嫌がるだろうしな
「・・・やべっ、自分で言ってて悔しくなってくるな・・・」
【赤司】
「──虹村さん」
「・・・あ、赤司か」
慌てて深呼吸をして向かい合う。
こいつとは顔を合わせるのもキツイ。
「・・・? 何の用だよ?」
【赤司】
「──昨日、はちとキスしました」
「・・・は?」
・・・キス?
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