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【黒子のバスケ】どうしようもなく好きだったから

第3章 どうにかしたい



にじむーに着いていきながら、体育館を見渡した。


『あの・・・』

【虹村】
「あ?なんだ?」

『あ、いや・・・・・・広いですね』

【虹村】
「ん?あぁ、まぁ全国優勝候補高だからな。それなりに充実してると思うな」

『・・・やっぱりそうなんだ・・・』




ここがあの帝光中・・・

黒バスでもっとも重要とされるひとつの学校・・・!


・・・って友達が言ってたな。



『あっ・・・』

【虹村】
「ん?・・・あぁ・・・おい!赤司!」

【赤司】
「?・・・・・・あ、起きたんですね」

【虹村】
「まぁそうだな。で、こいつが・・・」


『赤司、征十郎・・・』



にじむーの紹介の前にふと名前をこぼすと、赤司くんは、おや、という顔になった。


【赤司】
「オレの名前を知っているのか」

『・・・あ、はい・・・すこし』

【虹村】
「あ⁉ おまえそれ先に言えよ・・・」

無駄足だった
と嘆くにじむー。

そんなことしてもイケメンはイケメンなのか。


【虹村】
「じゃあ、別に紹介とかは要らねぇな」

『そう、ですね』


じゃあ監督に話してくるわ、と立ち去るにじむー。


・・・立ち去ろうとして、また戻ってきた。


【虹村】
「そういやおまえ、俺の名前知ってるか?」

『あ、にじむー・・・らさん・・・』

【虹村】
「変なとこで伸ばすなよ。虹村だ虹村!」

『ごめんなさい』

あっぶなー・・・「にじむー」って言っちゃうところだった。


じゃあな、と今度こそ立ち去ったにじむー。


そしてしばしの静寂が訪れる。


よーし、バスケの見学でもしてよーかなー


と、振り返ると・・・



『・・・っどわぁぁあ!!!!?

あかあかあか、赤司くん!!!!』


【赤司】
「完全に存在を忘れていたな」


ごめんなさいぃぃ・・・!


マジで忘れてた・・・

そういや保健室まで運んでくれたの赤司くんだって言ってたな。

お礼言わなきゃ


『そういえば赤司くん。保健室まで運んでくれてありがとう
重いのにごめんね』

【赤司】
「どうってことないさ。・・・だが・・・」

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