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好都合な5つのお題【ドラコ夢】

第4章 下心にベッド


「はぁー…明日は週末か…」

ベッドに横たわると、ため息と一緒にひとりごとをつぶやいた。

どうやって過ごそうか…。
本当なら彼女(…と言っても告白とか何もしてない)と過ごしたい。

彼女の事だ。
ウォーカーとホグズミートにでも行くんだろう。

僕が彼女と親しかったらな…。




「ドラコ」

「皇!?」

彼女はにっこり笑いながら、僕を呼び止めた。

「どう…したんだ?」

こんなに人懐っこく僕に話掛けてきた事があっただろうか…?

「ウォーカーとホグズミートに行くんじゃないのか?」

「え?そんな事言ったっけ…」

しまった。
これは僕の妄想だった…。

「それより、ドラコは、ホグズミート行かないの?」

「あ、あぁ…今日は良いんだ。」

「じゃぁ…私と過ごさない?」

「ウォーカーとは約束してないのか?」

「してないわよ…?」

皇が艶やかな笑顔を浮かべながら、僕に近付いてくる。

「め、珍しいな…」

「今日は…あなたと一緒に居たいの。」

僕と皇の距離はもう0だ。
そのまま、キスしてしまいそうなくらい。
心臓が五月蝿い。

皇はゆっくりと目を閉じた。

…これは!?

「…っ!」



下心にベッド


目を開けると、天蓋ベッドの天井が見えた。


夢…か…ちょっと残念だな…。
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