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Feel me?【ハリポタ長編/ドラコ夢】

第5章 発症


「イヴ」

顔をあげると、パーキンソンが私を見下ろして来た。

「いつまでボーっとしてる気?
 夕食の時間よ、大広間に行きましょ」

パーキンソンが、マルフォイ無しで話し掛けて来た。
不思議。と思いながら、そうね。と短い返事をして、談話室から出た。

「イヴ。
 家系なんて、私は気にしない。」

パーキンソンなりに、私を励ましてるのかしら。
と思ったら、口が緩みかけた…。

「ドラコは…私のモノよ。」

パーキンソンは、皇に振り返らず、そう言い放った。
皇は一気に顔が崩れた。

「…は?」

「最近、ドラコとベッタリじゃない。」

パーキンソンはイライラと言った。

「え?…それは誤解も良いとこ…」

「じゃぁ、あの眼差しは…あの笑顔は…。
 私にだって、あんな…」

パーキンソンの声は震えていた。
眼差し…?笑顔…?

「パーキンソン…なんの…」

「黙んなさい!
 もう良いわ…あんたはもうドラコに寄らないで。」

気が付けば、もう玄関ホールだった。
皇は呆然と、その場に立ち尽くしていた。

「あ、皇!」

「チェルシー?」

チェルシーは階段を駆け下りた。
ツカツカと歩いて行くパーキンソンの背中をチェルシーも見た。

「何?
 またパーキンソンに何か言われた?」

「うん…ドラコは、私のモノだって。」

「…皇、マルフォイの事…好きだったっけ?」

皇は呆れたのか、首を横に振った。

「チェルシーの次はマルフォイか…」

皇は小さく呟いた。
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