• テキストサイズ

Feel me?【ハリポタ長編/ドラコ夢】

第5章 発症


あれから3日経った。
両親からは、まだ返事が来ない。
だから、当然、チェルシーとも話していない。

鬱々とした毎日だった。
しかし、何故か隣にはマルフォイが居て、周りにはマルフォイの取り巻きがついている。

嫌だった。

マルフォイはグリフィンドール生を見る度に、喧嘩をふっかける。
ハリーにはもっと酷い。
私は俯くだけだった。


「皇…マルフォイと一緒で…」

「気安く呼ぶな」

マルフォイはイライラとそう言った。

「あんたには関係ないわ。
 皇を束縛しないで。」

ハーマイオニーは、一歩前に出て言った。

「近寄るな、穢らわしい…!
 行くぞ、イヴっ」

マルフォイは皇の左腕を引っ張る。

「きゃ…」

皇は教科書を落とした。
マルフォイはお構いなしに、ズンズン歩いて行く。

「待って、マルフォイっ、教科書…」

「皇、落とし物。」

そこにはチェルシーが笑顔で立っていた。

「チェルシー…!」

皇はチェルシーに駆け寄ろうとした。
が、マルフォイが腕に力を込める。

「痛ッ…」

咄嗟の事で、皇は日本語を叫ぶ。
マルフォイには分からない。
しかし、顔を歪めるあたり、離して欲しい。と言うことは分かった。

「すっ、すまない…」

「い…いえ。
 教科書…ありがと、チェルシー…」

皇は右手で教科書を受け取る。

「ううん。
 最近、体調悪そうだけど…大丈夫?」

チェルシーは眉毛を下げて、心配してくれた。

「うん…心配かけて…ごめんね。
 また手紙出すわ。
 待っていて…」

チェルシーは笑顔で頷いた。
少し皇は元気になった。
/ 52ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp