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タイトル未定《ドリフターズ》

第6章  六




その痛みさえ快感に変えるほどの
ギュウギュウと締め付ける膣内の快感に
腰を振り続ける



最奥へと自身をねじ込み白濁とした物を吐き出しながら
ぐったりとする彼女を優しく抱きしめた。







息を整え、彼女の膣内から己を引き抜くと
ずるりと硬さのなくなった自身が出てくるだけで
あれだけ中で出した白濁のものが
垂れてくることは無かった。



不思議に彼女のそこを見ていると
恥ずかしそうに太ももを閉じ
『何、ジロジロ見てるんですか?』
と、眉をひそめて頬を染めている。


「あ、いや。何でもない」



そう答えると、彼女は
晴明の肩へと目をやり申し訳なさそうな
表情をする。


先ほどの情事の時の噛み跡だろう
くっきりと跡がついた歯型からは、
わずかながら血が滲んでいる



「私が無理をさせてしまったんだから
君が気にやむことはない」

そう言って、の頭を優しく撫でた



『本当に、ごめんなさい』


そう言いながら、傷へと伸ばす
の手から柔らかなグリーンの光が
灯り、晴明の傷口が心地いい暖かさに包まれる



驚いてそちらを見れば、みるみるうちに
傷口が治り、跡さえ残っていなかった。



「これは‥‥‥」


先程の自分が使った術と同じものを
彼女が扱えるわけもなく
驚いてへと目をやると


同じように驚いた顔をして
グーパーグーパー
と先程光が出ていた手のひらを見つめていた。




『これって晴明の様の‥‥』




長年の修行の末、やっとの思いで
作り上げた聖水を元に細胞の回復を促す術を編み出した。
その聖水も希少なもので量も少なく
晴明しか扱えないはずのものを手ぶらの彼女が
訳も分からず使えてしまう。

「どうゆうことなんだ」



『これって、これがあったら私みんなの力になれますよね?!』


まだなぜ使えるか分からない術の恐怖よりも
みんなの助けになれる。それだけが
嬉しくてたまらないと言う彼女を宥めるように
手を握りしめると
「代償があるかもしれない、何かわかるまで
むやみやたらに使わないこと」
わかったかい?と諭すようにの
目を見つめれば、少し残念そうな顔をして
こくりと首を動かした。



「とりあえず、このままじゃ風邪をひいてしまう
向こうに戻って今日は休もう」





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