第9章 トレーナーと管理士
モデルの仕事が終わってから、本格的に見た目からの改造計画が始まる。
ジムに通って、トレーニングと食事の管理をするようだ。
そこで驚く事になるとは知らず、紹介されたジムに行った。
受付には話が通っていて、私に着く事になっているトレーナーと栄養管理士の方と、メニューの相談をしてからトレーニング開始らしい。
思った以上に本格的である。
いや、これくらいじゃないと1年で改造計画が成功する訳がないのか。
狭い個室で待っていると、扉が開いて。
「光太郎…と、京治くん?」
知り合いが入ってきた。
「りこじゃん。お前、こんなトコになんでいんの?」
「木兎さん、1年シンデレラの企画ですよ。前から話があったでしょう?」
「あー…。ワリ。忘れてた。」
「しっかりして下さいよ…。」
私を見るなり疑問を口にした光太郎と、それに答える形で相手をしている京治くん。
この2人が、私のトレーナーと栄養管理士になる事は話の内容から分かった。