第7章 まずい状況です
~数分前~
「で、お前はどこに行ってたんだ?」
『えっと…◯県…』
「チッ…優のやつ」
どうしてここで優の名前が出てくるのか分からない
…が、明らか彼の温度が急低下した
『あ、聞いたんだけどね?”X“って領域広げたんだってね。すごいね?そういうの興味あったの?』
彼の機嫌を損ねまいと話を変える
「あ?興味ねぇよ…」
『えっ?ならどうして?』
「…」
『仁?』
「…るためだ…」
『ん?ごめん聞こえなかった…もう1回言って?』
「お前を捕まえるためだ」
『…』
王さまはまさかの私のために部下たちを動かしまくり制圧したと…本当に動いてくれた方々申し訳ない…すみません…
「なぁ、お前どこに座っている分かるか?」
『どこってベットの上でしょ…あっ…』
「俺頑張ったんだぜ?…ご褒美…くれるよな?」
『えっと…』
仁は徐にスマホを取りだし誰かに電話をかける
「俺だ。しばらく部屋に籠る」
一言そう言って電源を切った
私の上に乗ってくる仁
「フッ…逃げ回った誰かさんにはお仕置きだ」
「あのっ…」
素早く脱がされ今に至る