第2章 とりあえず逃げたいです
彼から本気で離れないといけない
「“X”の…しかも“あの“王さまのお気に入りってだけでも凄いのに女の方から逃げたとかビッグニュースになるわよ…」
彼のためにも…
「最近あいりさ、女からも“X”の敵対派の男たちからも狙われてるのよ?本当に気を付けなさいよって聞いてるの?」
拳を強く握りしめ決意した
「もしもーしあいり?あいりさ~ん」
『…よしっ!』
「えっ?いきなりどうしたの?って私の心配聞いてなかったでしょ?」
『しばらく学校来ないからよろしく』
「はい?ちょっと…あいり!!」