第9章 イケメン保護法つくりません?
夏海side
部屋を追い出された私と優さん…
「すみません…うちの王さまが…」
「……」
仁さん…すごく怒ってたしあいりが心配になる
「大丈夫ですよ、あいりなら。いつもの事ですし」
「そうね…」
「それより、夏海さんどうしてふたりで行動したんですか?ふたりと言えど女の子のなんですよ?海には気色の悪いことを考えている輩もたくさんいるんです。何かあったときにふたりで対処できると思っての行動ですか?それともなにも考えず行き着いた行動ですかーー……」
それから約1時間近くホテルのロビーで説教をされた
「…すみませんでした」
「分かれば良いんです…」
砂浜に戻りみんなでビーチフラッグを楽しんでいた
以外と面白い人が多い“X”…
「あ、戻ってきた!」
海斗さんが遠くから歩いてくる仁さんを見つけた
「ありゃ、寝てんな」
「また、無理させてなければいいんですが…」
「仁…ご機嫌…」
「あいり大丈夫かな?」
お姫様抱っこをされ仁さんの腕のなかで眠っているあいり…
…仁さんがあいりを見て一瞬微笑んだ
こんな笑み初めて見た…