第1章 どうしてこうなった!?
よし、私も帰ろう
そういえば冷蔵庫に何入ってたかな~
教室を出てあの派手な校門を出ようとしたときだった
ドンッ
『あっ、すみません』
すれ違いざまに誰かとぶつかった
『えっ…?』
ぶつかったのは眼鏡をかけた黒髪のイケメン男性だった
この高校は女子高だから男性がいること自体が珍しい
「あ、見つけた」
グイッ
『えっ?なに?』
すぐに私の手首を掴むと強引に門の前に停まっていた黒い高級車に押し込まれた
『はっ?ちょっと!』
「ごめんねー少し付き合ってね」
『これ誘拐です!今すぐ下ろしてください!』