第3章 確かな感情。
「アイスを6個、と頼まれたが
何の味で、どの形がいいのか
よくわからないのだが、、」
真剣にたずねてくるチェイスが
かわいくておかしくて
霧子はたまらず笑い声をあげた。
「アハハ、そんなの、
好きなの買っていけばいいのよ。」
「、、しかし、、」
「他に何にも注文してきて
ないんだから。
そーねー、、無難に
バニラとかチョコが入った
6個入りのを買えば
いいんじゃないかな??」
と、箱のタイプを手に取り見せた。
チェイスは、なるほどと
いった様子でそれを受け取る。
「人間とは、臨機応変に対応できる。
だが俺は、それができない。
やはり、人間のようにはなれないみたいだ、、」
チェイスはふと目を伏せた。
「そうかな?」
霧子はニコリと笑い、チェイスの顔を覗く。
「わたしは、チェイスの
そういう真面目なところ好きよ?」
そう言ってくれる霧子に
胸が高鳴る。
これが、恋なのか、、?
チェイスは胸のあたりをおさえ
少し戸惑いながらも
確かな感情に喜びを感じていた。