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ひとつ屋根の下【気象系BL】

第117章 retaliation(2)


~翔side~

あの男が出ていってから数分後、どうやら船が出向したようだった

翔「くそっ!4桁の数字なんて解るわけないじゃないか!」

爆弾の時計を見るとどうやら始まりを12時にセットしてたようだった

翔「この時計でいうと今12時10分…あと50分って事か…」

諦めたら駄目だ…ここで俺が諦めたら何の関係もない人々が巻き込まれる…

でも一体どうやってこの足枷を外せば…

外に連絡しようにも携帯を持ってないし…部屋の電話には届かないしな…

翔「…雅紀…会いたいな…」

こんな時雅紀が側にいてくれたら…どんなに心強いか…

何も考えられずに壁にもたれ掛かって座っていたら

<コンコン>

…え?ノック?

誰かが部屋のドアをノックしていた

誰なんだ?

俺が警戒していたら突然ドアが開き入ってきたのは

雅「翔ちゃん!!」

翔「…え?雅…紀?」

雅紀と和也、そして潤が駆け込んできた

雅「翔ちゃん大丈夫!?怪我はない!?」

翔「だ、大丈夫だけど…何でここが解ったんだ?」

和「答えはここです」

そう言って和也は俺の内ポケットに入れていた名刺入れを指差していた

翔「この名刺入れに何が…?」

和「そこにGPS装置を着けてるんです。翔兄さんがいなくなったので確認してみたら、海の上を移動していたからヘリをチャーターして来たんです」

GPS…気付かなかった…ってか、いつの間にそんな物を…

翔「そういえば智くんは!?」

潤「銃でお腹を撃たれてだけど、一命はとりとめたよ」

そうか…良かった…

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