第115章 この気持ちを伝えたい
祖母「雅紀入って」
バアチャンから促され部屋に入ると、そこは緑を基調とした落ち着いた感じの部屋だった
雅「…ここは?」
祖母「お爺さんが用意させたあなたの部屋よ」
雅「え!?」
お、俺の部屋!?
祖母「お爺さんはあなたがいつ来ても良いように部屋を用意してたのよ。もう何年も前から」
和「良いですね。落ち着きのない雅紀兄さんにはピッタリですね」
智「ちなみに俺達の部屋もあるぞ」
祖母「これで解った?あなたはここに何時でも帰って良いのよ?お爺さんも私も待ってるから」
待ってる…ジイチャンもバアチャンも…
俺の事を…
雅「…うん…うん…」
俺は後から後から溢れ出る涙を止められなかった
その夜俺は初めて自分の部屋を使った
翔ちゃんと一緒に…
翔「あっ!んんっ…」
雅「…翔ちゃん…気持ち良い…?声我慢しなくて良いよ?」
翔「あんっ…やっ…だって声…聞こえ…ああっ」
そんな事言われるとどうしても出させたくなった俺は、翔ちゃんの奥を激しく突いた
翔「やあっ!あんっ!ああっ!」
雅「くっ…イクっ…」
翔「お…俺も…イクっ…ああっ…ああーっ!」
そして俺達は同時に果てていた
翌日、帰る時バアチャンが玄関前まで見送りに出てくれた
祖母「また遊びに来なさいね」
智「うん、ありがとうバアチャン」
その時ふと上を見上げると、ジイチャンが2階の窓から俺達を見下ろしていた
雅「ジイチャーーーン!また遊びに来るからねーーー!」
そう言って俺はジイチャンに向かって手を振った
するとジイチャンは俺の声が聞こえたのか、手を挙げて答えてくれた
和「…来て良かったですね、雅紀兄さん」
雅「…うん」
智「でも出来れば部屋を変えてくんないかな…ジイチャン…」
潤「何かあったの?智兄さん」
そういえば智兄目が赤いけど…
智「お前らが両隣でやってるから声が聞こえるんだよ!お陰でこっちは眠れなかったんだぞ!」
…ゲ!そういえば智兄の部屋、俺と和の部屋に挟まれてた…
翔・雅・和・潤「…ごめんなさい…」
その後怒った智兄は松兄の所に行き、便利屋と喫茶店は皆で分担してやった…