第99章 突然の来訪者
智「あぁ潤、紹介しておくよ。この人は大野憲治っていって、ジイチャンの弟なんだ」
潤「え!会長の!?すみません失礼しました!」
憲「あー、気にするな気にするな」
智「気にするな…って、どうせ憲ジイ何の説明もしないでドカドカ入って来たんだろ?潤が解るわけないじゃないか」
…確かにそうなんだけど…
憲「ハッハッハ!まぁ良いじゃねーか!」
智「ったく…ホントにいい加減なんだから…」
…あれ?そういえばこの人、何で俺の事解ったんだろう…翔兄さんだっているのに…
潤「あの…すみませ…」
どうしても気になって確認しようとした時
雅「あーーーっ!憲ジイだ!」
和「憲治オジサン、お久しぶりです」
和と雅紀兄さんも戻ってきた
憲「おー!雅紀に和也!お前らも元気だったか!?」
憲治さんは二人を見るなり立ち上がって抱き締めていた
雅「うげっ!苦しいって憲ジイっ!」
潤「智兄さん…あの人は雅紀兄さんの事嫌ってはないんだね」
智「ああ、雅紀の事疎外してるのはジイチャンだけだよ」
…いくらご両親が反対を押しきって駆け落ちしたからって、雅紀兄さんは関係ないのに…何で会長は雅紀兄さんの事…
やりきれない思いでいたら
翔「…?何の騒ぎ?」
賑やかくしていたら翔兄さんも顔を覗かせてきた
潤「あ、翔兄さん。実は…」
翔「あ!あの人!」
智「?どうしたんだ翔くん…」
翔「あの人だよ!俺の籍を大野から外してくれってお願いした人は!」
智「憲ジイが!?」
え!あの人が!?