第99章 突然の来訪者
~潤side~
今日は喫茶店が店休日なので、家中の掃除をしていた
潤「さてと…粗方終わったから早めに夕飯の買い物に行こうかな…」
そう思って掃除機を片付けていたら…
<ピンポーン>
あ、お客さんだ
出迎える為に玄関まで行ってドアを開けようとしたら
<バン!>
「よー!!元気かー!?」
潤「うわっ!」
…こっちがドアを開ける前にいきなり入ってきたけど…誰だ?
結構な年齢の男性だけど…やけに元気良いな…
「ん?誰だお前…」
いや…こっちが聞きたいし…
そう思っていたら突然
「あーーー!お前もしかして潤か!?」
潤「え!?」
な、何でこの人俺の事知ってるんだ!?
「…?何だ違うのか?」
潤「え…いえ…そうですけど…」
「何だよー!そうならそうと早く言えよ!間違ったかと思ったじゃないか!」
潤「す…すみません…」
…って、何で俺が謝らないといけないんだ!?
「それはともかく、智達はいないのか?」
潤「え…今隣の事務所にいますけど…呼びますか?」
「おー、そうしてくれ。俺は中で待ってるから」
潤「え!?あの…!」
止める間もなくその人は家の中に入っていった
…ホントに誰なんだよあの人は…
どうも智兄さんの知り合いの様だから連絡して戻ってきてもらった
智「で、その客は?」
潤「今リビングに行ったけど…智兄さん知り合い?」
智「多分…大丈夫。危害を加える様な人じゃないから」
まぁ…大らかな人ではあったけど…
智兄さんがリビングに入ると
「よー、智!元気にしてたか!?」
智「やっぱり憲ジイかよ…何時日本に戻ってたんだ?」
ホントに智兄さんの知り合いだった…