第92章 年の瀬の贈り物
~智side~
年の瀬も近付き、30日に喫茶店の営業を昼までにして店内と事務所の大掃除をした
そして本日31日は兄弟総出で家の大掃除となった
こんな時、現場を仕切るのはやっぱり…
潤「じゃあ早速取り掛かろうか。俺はキッチンをするから智兄さんは客間とかの空き部屋お願い」
智「了解」
潤「あと和はリビングをしてもらって、終わったらキッチン手伝って」
和「わかりました」
潤「雅紀兄さんはちょっと大変かもだけど、倉庫とか押し入れの整理をしてもらって良いかな?あと、出たゴミを運んでもらいたいんだけど」
雅「大丈夫、良いよ」
潤「翔兄さんは浴室をお願い。で、もし早く終わったら智兄さんと翔兄さんは雅紀兄さんの手伝いして」
翔「わかった」
…見事に振り分けたな
智「毎度の事ながらこんな時の潤ってしっかりしてるな…前からこうなの?翔くん」
翔「うん、俺の要領が悪いから潤がてきぱきと指示してくれてた」
まぁ…うちも和也がしっかりしてたから要領良く出来てたな…
潤「ほら、早く取り掛からないと日が暮れるよ!」
雅「はーい!」
俺達は掃除道具を片手にそれぞれの持ち場に散っていった
智「…と言っても空き部屋ってそんなに汚れてないんだよな…」
とりあえずさっさと終わらせて雅紀の手伝いをするか(押し入れの中なんて雅紀にとって宝の山だから絶対脱線するだろうしな…)
俺は掃除機のコンセントを入れて掃除を始めようとしたら
翔「わあっ!」
…何やらかしたんだ?翔くん…