第82章 雅紀の悲喜こもごも
~雅紀side~
翔ちゃんが『大野』になって数日が経ったある日
ハル「潤ー!会いたかったー!」
ハルくんが潤に会いにやって来た
雅「…相変わらず積極的だな…ハルくんって…」
潤が和と付き合ってるの知らないのかな?
そんな事を思っていた所
潤「ハルくん…ちょっと良い?」
お?潤、ハルくんに打ち明けるのかな?
ハル「え、何?やっと僕の事抱いてくれる気になった?」
え!?
潤「ち、違うよ!ちょっと話があるだけだよ!」
…だよな…(ちょっとびっくりした…)
ハル「なーんだ残念…僕、翔より上手いのに…」
雅・潤「え?」
翔「な!何でお前がそんな事知ってるんだよ!!」
ハル「ん?葛城さんから聞いた。エッチは僕のほうが上手いけど、翔は慣れてない初々しさが良かったって」
それを聞いた俺は思わず
雅「そんな事ないよ!確かに慣れてない感はあるけど、結構積極的…ぶっ!」
…弁解したのに翔ちゃんからトレイで顔面を思いきり殴られた…
翔「バカ野郎!んな事堂々と言うな!!」
雅「し、翔ちゃん痛い…(涙)」
智「…何騒いでんだ?」
騒いでたら、上の事務所に行っていた智兄が店の方に入ってきた
翔「雅紀がデリカシーのない事言うからだろ!」
智「お前…何言ったんだよ…」
雅「だってハルくんが翔ちゃんのエッチは慣れてない感があるって言うから、結構積極的だって言っただけ…あ痛っ!」
翔「それがデリカシーないって言ってんだ!」
そう言いながら今度は後頭部をトレイで殴られた…
智「あーあ…トレイがへこんだじゃないか…」
智兄!心配するとこそこ!?