第80章 告げられた真実…そして…
~翔side~
今日、雅紀が無事(?)に退院してきた
何故→(?)なのかと言うと…実は退院が一週間延びたから…その訳は…
和「全く…本当なら先週退院出来たのに」
雅「だってしょうがないじゃないか!傷口が開いちゃったんだから」
和「…しょうがない…?」
雅「…ひっ…」
…あ、雅紀怯えてる怯えてる(笑)
和「エレベーターが点検中で使えないからって、困ってるお婆さんをおんぶして、一階から三階まで階段で歩けば傷口も開くでしょ!!」
雅「だ、だって婆ちゃん足が悪くて階段が昇れないって困ってたんだぞ!そんな婆ちゃん見捨てていけるか!?」
和「そんな時は病院側に言えば業務用を使わせてくれますよ!何で聞かないんですか!」
雅「う…(涙)」
はい、雅紀の負け
翔「もう良いじゃないか…とりあえずは退院出来たんだし…困ってる人を見捨てておけないなんて雅紀らしいよ」
雅「翔ちゃーん」
和「翔兄さん甘すぎます!雅紀兄さんの場合は何も考えてない、ただの行き当たりばったりです!」
翔「…確かにそうともいえるな…」
雅「翔ちゃんまでひどっ(涙)」
潤「おーい、そこの掛け合い漫才もう終わった?食事の用意出来てるよー!」
翔・雅・和「・・・」
…漫才って…
和「…とりあえず中に入りますか…」
翔「そうだな…そういえば智くんは?」
和「ちょっと用事があるって出掛けてます。もう帰って来ると思いますけど…何か?」
翔「いや…皆揃ったらあの事話そうと思って」
和「…あ…」
…とうとうこの日がやって来た…
潤に全てを打ち明ける日が…