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ひとつ屋根の下【気象系BL】

第76章 忘れられぬ想い(6)


~和也side~

雅紀兄さんから電話で翔兄さんを病院に連れてきて、そのまま入院したとの連絡が入った

俺達はその連絡を受け、病院に向かった

潤「良かった…翔兄さん無事で…」

和「本当に…ただ雅紀兄さんの話では、やはりストーカーに襲われたらしいですから…」

智「今後は警察に任せるか…」

和「そうですね…」

とりあえず病院に着き、雅紀兄さんから聞いていた部屋に行った

<コンコン>

雅「はい」

智「雅紀。翔くんの容体はどうだ?」

雅「うん…とりあえず今は薬が効いてて眠ってる…」

潤「病院側は何て?」

雅「…かなり衰弱してて、抵抗力が落ちてるって…もう少し遅かったら肺炎を起こしてて危なかったって…」

…やっぱり…ご飯も食べないで夜も寝てないからな…

和「雅紀兄さん…入院手続きは?」

雅「あ…まだしてない」

和「じゃあ私行ってきますね」

潤「和、俺も行くよ」

和「私だけで大丈夫ですよ。潤くんは翔兄さんについててあげて下さい」

…潤くんも来たら、翔兄さんの姓が違うことに気付いてしまう所だった…

俺はナースセンターに行き翔兄さんの入院手続きをすませた

和「あ、すみません。病室の名前なんですけど、無記名にしていただけますか?出来れば入り口と病室内も…」

看護師「え?全てですか?」

和「はい…ちょっと事情があって…」

看護師「はぁ…」

ちょっと怪しまれたかな?でも『櫻井』の名前を出す訳にいかないし…

俺はそのまま病室に戻った

和「ただいま戻りました…智兄さん、今看護師さんにお願いして名前出さないように行ってきましたので」

智「ああ、そうだな。ストーカーに見つかると厄介だ」

…良かったのか悪かったのか…

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