第8章 ライバル出現(2)
~智side~
あれから潤の店は大盛況で、翔くんと雅紀はほとんど喫茶店の手伝いで手をとられる事が多くなった。
料理はもちろん抜群に旨いけど、一番の要因はSNSの影響だろうな。
「超イケメン店員ばかりの喫茶店」って出たもんだから女性客がどんどん増えてきたので、昼休憩も交代でとって営業してる。
おかげでこっちはほとんど俺がする事ばかりだ(まぁまだそんなに忙しくはないけどな…)
とりあえず、今日の依頼分は終わったから後で俺も応援にいかなきゃな…
<コン、コン>
あれ?ノックだ。お客さんか?
智「はーい、どうぞ」
「よ!大ちゃん!」
智「岡っちじゃんか!久しぶりだなー!」
入ってきたのは岡田准一。俺の幼なじみで小中高と一緒だった。
岡「悪いな、本当はもうちょっと早く来たかったんだけど、捜査がたてこんでて」
智「しょうがねーさ」
そう、岡っちは警察官だ。昔警察官の人にお世話になって以来(ヤバい事じゃねーぞ)警察官になるっていってその夢を叶えた。
岡「しっかし、まさか大ちゃんが昔から言ってた便利屋になるって事、本当にやるとはな…」
智「へへ…」