第68章 プロポーズ大作戦!(3)
~智side~
翔「俺達、向こうに行ってようか」
潤「そうだね。あ、レストランで食事しようよ。俺客として入った事ないから、一度食事したかったんだ」
和「いいですね。翔兄さんもでしょ?」
翔「ないない!俺腹へったー」
雅「やったー!早く食べよ!あ、広野も一緒に食べる?」
広「いえ、私は一度社の方に戻りますので」
智「???」
…そう言いながら皆してレストランの方に行ってしまった…何なんだ?一体…
松「…智…今、会長に直談判してきたよ」
智「何を?」
松「…お前を貰いたいって…」
智「・・・は?」
俺が訳もわからず、呆けていると松兄は笑いながら
松「つまり、お前が欲しいって言ったんだよ」
智「へ?俺が欲しいって…え?」
松「まだわかんねーか!所謂プロポーズだよ!」
智「・・・はあ!?」
え!?ま、松兄が俺にプロポーズ!?
松「やっとわかったか」
智「いや、あの…松兄…俺、男だけど…?」
松「んな事知ってるさ。何年の付き合いだと思ってんだ」
そんな事、俺だって知ってるよ!
智「ほ、本当にジイチャンに言ったのか?」
松「ああ言ったよ…お前と一緒になりたいって…最初はもちろん反対されたよ…でも、今のホテルを今以上に大きくするって公言して、了承を得たんだ」
…ジイチャンは数字で物事をみるから、今以上に利益が大きくなるなら、反対はしないだろうけど…
智「大丈夫なのか?そんな事言って…」
松「100%大丈夫とは言えないが、公言したからにはやって見せるよ」
…その時の松兄は真剣な顔つきで男らしかった