第66章 プロポーズ大作戦!(1)
~潤side~
潤「じゃあ、本当に智兄さんお見合いするの?」
翔「智くんは行くようにしてるみたい…断るとは言ってるけど…」
その日の夜、智兄さんがお風呂に入ってる隙に翔兄さんが話しかけてきた
和「ホントに懲りない人ですね。お爺さんは…」
潤「…俺、松岡さんに話してくるよ」
翔「俺も行くよ」
潤「良いよ俺一人で。ちょうど明日は店休日だし、店をオープンして以来顔見せに行ってないから、久しぶりに行ってきたいし…」
翔「うん…頼むよ」
そして翌日、俺は差し入れをもってホテルに行った
潤「こんにちは、ご無沙汰してます」
スタッフ①「あ!潤じゃないか!」
スタッフ②「わー、潤くん久しぶり!」
潤「これ差し入れです」
スタッフ③「ありがとう!なんかお店の方大盛況なんだって?凄いな」
潤「いえいえ、そんな事は…あの、松岡さんは?」
すると、奥から俺達の声が聞こえたのか松岡さんが出てきた
松「お?潤じゃないか。どうしたんだ?今日店は?」
潤「今日は店休日です…ちょっと松岡さんにお話があって…」
松「俺に?」
俺と松岡さんは、レストランの離れの席に座った
松「で?話って何だ?」
潤「…昨日、広野さんという方から電話がありました」
松「広野?会長の専属秘書のか?」
潤「はい…明日智兄さん、お見合いをするそうです」
松「…え?智が…?」
潤「はい。明日の午後6時から、ここで行うそうです」
松「…そういえば、大野の本宅から明日の6時に使用するって連絡が入ってたな…この事か…」
潤「智兄さんは断るつもりにしてるそうですが、一応松岡さんにも連絡をと思って…」
松「…別に智がお見合いをするからと言って、俺がどうすると言うものでもないだろ…」
潤「…良いんですか?」
松「…仕事が残ってるから行くぞ」
潤「松岡さん…」
松岡さんはそのまま奥の厨房に戻ってしまった…