第7章 ライバル出現(1)
夜の営業が終わって、松岡さんは閉店作業まで手伝ってくれた。
潤「松岡さんすみません。もう大丈夫です。あとは俺が…」
松「大丈夫だよ。あとここの洗い物だけだから」
潤「ありがとうございます。すごい助かりました」
やっぱり格好いいなー松岡さん。皆が憧れるのもわかる…って思い出した!
潤「あの松岡さん!」
松「ん?何だ?」
潤「その…翔兄さんの事、どう思いますか?」
松「翔?あー優しそうで良い兄貴じゃないか」
潤「あ…いや、そうじゃなくて、その…さっき翔兄さんの事美人だとか言ってたので、もしかして…」
松「は…はははは!そっか、そういう事か!」
・・・へ?ど、どういう事?
松「いや、何かお前俺と翔を会わせたくないような雰囲気だったし、挨拶してるだけでヤキモキしてただろ?何でかなって思ってたんだ」
うわー俺そんなに分かりやすい顔してたんだ…は、恥ずかしー…
松「安心しろよ。翔に対してはそんな感情はないから」
・・・良かったー…って、翔に対しては…?
潤「あの、松岡さん…もしかして他に誰か?」
松「ん?お前の兄貴♪」
あのー俺の兄貴って、4人もいますけど…?
・・・って
潤「え?もしかして翔兄さんも入ってるんですか!?」
松「ははははは!!」
・・・何かうまくはぐらかされた気がするけど、もしそうなら強力なライバルじゃないか?ううーん…