第66章 プロポーズ大作戦!(1)
~智side~
あれやこれや(?)の騒動も一段落つき、俺は便利屋の依頼調整をしていた
智「うーん、この依頼は俺がいけるか…あと、こっちは…」
<~~~♪>
お?電話だ…
翔「はい、大野なんでも屋です…え?はい、そうですが…少々お待ち下さい」
…?何の電話だ?
翔「智くん、電話。広野(こうの)さんって方から」
智「広野!?」
雅「げっ!!」
翔「?」
俺は翔くんから電話を受け取った
智「…もしもし、智だけど…」
広『智様、ご無沙汰しております。皆様にもお変わりはなく…』
智「挨拶はいいから、用件は何?また見合い?」
翔「見合い!?」
雅「あーまたか…」
広『はい、左様でございます。日程は明後日の午後6時から、場所は大野マリーンホテルでございます』
智「え、松兄とこ!?」
雅「うそ!」
広『当日はそちらまで送迎に伺います。では、失礼致します』
智「あ!おいこら!くそっ切りやがった」
俺は思わず受話器を少し乱暴に置いてしまった
翔「さ、智くん、今の広野さんて誰?それに見合いって…」
智「ああ、広野はジイチャンの専属秘書だよ。で、ジイチャンは俺に財閥とかの令嬢と結婚させて、基盤を作ろうとしてんだよ」
翔「基盤?何の?」
智「和也が大野グループを継ぐときの」
翔「え!?何で和也が!?智くんじゃなくて!?」
そっか、翔くんと潤は知らないんだった