第59章 家族になろう(5)
~雅紀side~
本日、俺は依頼のため、出払っていて今戻ってきた
雅「ただいまー」
俺が玄関に入ると、奥から星児がパタパタと走って来た
星「雅紀兄ちゃんおかえりー!」
雅「おー、星児ただいま!ほら、お土産」
俺は星児に持っていた箱を渡した
星「うわー!ケーキだ!ありがとう雅紀兄ちゃん!」
潤「あ、雅紀兄さんおかえり。先に夕飯食べる?」
雅「うん。腹減ったー…あれ?輝どうしたんだ?」
潤が輝を抱っこして出迎えてくれたけど、輝は泣いてるようだった
潤「ああ…翔兄さんが出掛けてていないもんだから、グズってるんだ」
雅「え?翔ちゃん出掛けてるの?こんな時間に珍しいな」
輝「翔兄ちゃん…まだ帰って来ないの?」
潤「もうすぐ帰るよ。ほら、いつまでも泣いてたら翔兄ちゃんに笑われるぞ」
星「ほら、輝。雅紀兄ちゃんがケーキ買ってきてくれたから食べよ!」
和「私の部屋に行きましょう。ゲームしながら待ってれば、その内帰って来ますよ」
輝「うん…」
潤「和、後でジュース持っていくよ」
和「わかりました。さ、行こうか」
星「輝、行こ。ねー和兄ちゃん、新しいゲームってある?」
和「ありますよ」
そう言いながら、星児と輝は和の部屋に行った
雅「輝は翔ちゃんベッタリだな…」
潤「ホントだね」
雅「そういえば、翔ちゃんどこ行ったんだ?」
潤「うん…それが、友達と飲みに行くって出掛けたんだけど…」
…何でそんなに暗い顔してるんだ?