第5章 新しい仕事(準備中)
~智side~
『便利屋』開業まであと少し。
潤の店も調理機材等が運び込まれて、いよいよ開店間近までこぎつけた。
潤の店は色々考えた結果、喫茶店をするようになった。
老若男女問わず気軽に来てもらいたいかららしい。
店の名前は確かテ…テ…
翔「テンペスタ?」
智「そーそれ!どういう意味?」
翔「イタリア語で『嵐』って意味だって。なんでもヨーロッパで初めてコーヒーショップを開いたのがイタリアのヴェネチアだかららしいよ」
智「・・・何で『嵐』?」
翔「潤いわく、ここ最近嵐のごとく生活環境が変わったからだって」
・・・成る程
智「でも、翔くん良かったのか?」
翔「何が?」
智「仕事…辞めたんだろ?潤に聞いたけど、翔くんがいた職場ってかなりの大手企業で、次期課長間近だったって…」
翔「今さらそれを言う?自分で俺と雅紀をヘッドハンティングしておいて(笑)」
智「うーん…まぁそーなんだけど」
翔「大丈夫だよ。潤と生活出来るだけの給料がもらえれば良かったんだから。別にやりたかった仕事…ってわけでもなかったし」
・・・スゲーなー翔くん
そういえば、今気がついた…