第43章 和也の気持ち(5)
~和也side~
翌日、早速三枝邸の調査方法を話し合った
智「先ずはどうやって入り込むかだよな」
和「どうやら使用人を募集してるみたいなので、私が変装して入り込みましょうか?」
すると突然
潤「ダメだよ!和は顔が知られてるから危険だ!!」
潤くんがいち早く止めに入ってくれた…どうしよう…何か嬉しい…
好きだと自覚したからかな…
和「潤くん、心配してくれてありがとうございます。でも、誰かが潜入しないと証拠が掴めませんから」
翔「和也…潤の言う通りだ。例え変装してもバレたら危険だ…お前と潤は行かない方が良い」
雅「じゃあ俺は?」
翔「お前も和也と一緒に行動してたから、多分顔が知られてるだろうな…」
智「そうなると、俺と翔くんで行くのが妥当だな」
翔「そうだね」
え!?智兄さんと翔兄さん!?
和「…それって逆に危なくないですか?」
智「どういう意味だよ」
雅「俺もそう思う…」
翔「雅紀も!?何でだよ!」
あーでもない、こーでもないと話し合った結果
翔「解った、こうしよう。和也、お前は変装して俺ら全員で行く」
私だけ変装して全員で行く!?
和「待ってください!それじゃあ潤くんが…」
翔「ああ…解ってる…潤と雅紀、悪いが少し危険な事頼んでも良いか?」
雅「何?」
翔「お前らは顔が知られてるから、わざと邸内を捜索してくれ。そうすればこっちの調査がしやすくなる」
雅「おとりって事だね。了解」
潤「うん。俺も良いよ」
そんな危険な事を記憶がない潤くんにさせるなんて…
俺はどうしても納得が出来なかった