第38章 仮装(?)パーティー
~翔side~
いきなり達彦さんに腕を引っ張られ、声を出せない俺は会場から連れ出された
…バレると恥ずかしいけど、この際しょうがない!!
翔「あ、あの達彦さん!離して下さい!!」
達「ん?何、ずいぶん声が低いんだね」
翔「…俺、男なんで…」
すると立ち止まり、驚いた顔をされた…うっ…思いきり引かれた…よな…
達「男?こんなに可愛いのに?まぁ…どっちでもいいや。気に入ったから」
翔「は?あ、あの!ちょっと!!」
達彦さんは俺を離すどころかドンドン進んでいき、何処かの部屋に押し込まれた
達「既成事実つくっちまえばいいやって思ったけど、男なら大丈夫だよな」
翔「ちょ…やめ…!」
達彦さんはスカートの中に手を入れてきた
翔「いやっ…止めて!雅紀ー!!」
達「叫んだって無駄だよ?人払いしてるからね」
達彦さんは俺の着ていたドレスを脱がせながら首筋に吸い付いてきた
達「綺麗な肌だね…女性みたいだな…」
嫌だ!雅紀ーーー!!
雅「翔ちゃん!!」
翔「雅紀!!」
雅紀が助けに入ってくれた
達「ちっ!!またお前か…」
雅「お前…よくも翔ちゃんに…」
雅紀はそのまま殴り掛かりそうになっていた…
翔「雅紀…良いよ…ここで揉めるのは良くない…」
雅「…出よう、翔ちゃん」
俺達は部屋から出て智くん達の元に戻った