第37章 雅紀の恋人?(4)
翔「…雅紀…」
雅「ん?」
翔「怪我…ごめん…そんな酷いめにあわせてしまって…」
俺はここ数日ずっと雅紀に言えずにいた事を伝えた
雅「翔ちゃん…そんな事気にしてたの?大丈夫だよ。俺が勝手にやった事なんだから」
俺は雅紀の言葉を聞いて涙が溢れた
雅「え!?し、翔ちゃんどうしたの!?俺何か傷つく事言った!?」
俺は首を振って雅紀に抱きついた
翔「あの時…雅紀が俺を守ってくれた事…凄く嬉しかった…でも、もうあんな危険な事しないで…雅紀の手元から血が流れ出るのを見た時…生きた心地がしなかった…」
雅「翔ちゃん…うん…ごめんね…でもね、俺翔ちゃんに何かあったら生きていけない…だから、翔ちゃんの事命がけで守るって決めたんだ」
翔「そんなの嫌だ!」
俺は雅紀にキツく抱きついた
翔「俺だって雅紀に何かあったら生きていけない!」
雅「翔ちゃん…ありがとう…」
雅紀は俺を優しく抱き締めてくれた
この時、俺も心に決めた。俺も命を掛けてでも雅紀を守ろうと…
雅「翔ちゃん…」
翔「…ん…ふぁ…ぁ…ん…」
突然、雅紀は俺に深く口づけてきた…
雅「翔ちゃん…良い?」
翔「え?バ…バカ!お前怪我してるだろ!?」
雅「大丈夫だよ。無理はしないから」
そういいながら雅紀は俺の上着の中に手を入れてきた
翔「あんっ!ダ、ダメ…ここ事務所…やぁ…」
雅「好きだよ…翔ちゃん」
雅「雅…紀…俺も…好き」
ソファに押し倒されて雅紀の顔が近付いてきた…その時…
智「…おい…誰か事務所でヤって良いって言った?」
翔「うわっ!さささ、智くん!?」
まだ店が忙しくなかったから、コーヒーの差し入れに持ってきてくれた智くんに目撃され、雅紀と二人仲良く智くんに怒られた…