第3章 新しい家族(その後)
翔「えっ?ま、雅紀?」
雅「翔ちゃん!翔ちゃんは1人じゃない、これからは俺が守るから!だから何かあったらすぐに言って!きっと力になるから!!」
翔「…雅紀…く…苦しいよ…」
雅「えっ!?あっ、ご、ごめん!!」
思わず翔ちゃんの事力強く抱きしめちゃったから、息が苦しかったみたい…俺、つくづくカッコ悪ー…
翔ちゃんの様子を見ようと顔を覗くと・・・あ、あれ?何か翔ちゃんの顔、真っ赤になってる…?
翔「あ…あの…ありがとう…頼りに…してる」
その後、「おやすみ!」と言ってパタパタと走って行ってしまった…
えっ?えっ?今の何!?
もしかして翔ちゃん、照れてたの?
雅「…か…かわいい…」
でも、翔ちゃん俺の事頼りにしてるって言ってくれた。もしかしたら、頑張れば翔ちゃん俺にちょっとは好意を持ってくれる…かな…?
雅「よーーーし!頑張るぞーーーー!!」
気合いを入れたと同時に隣の和也の部屋から「うるさい!!」と分厚い辞書が投げつけられた・・・
和ちゃん、痛いです・・・