第2章 新しい家族(2)
潤「…それで?結局あんた達はここに何しに来たんだ?」
智「もし良ければ俺達と一緒に暮らさないか?」
潤「は?」
翔「・・・」
智「悪いけど色々調べさせてもらったんだ。今専門学校に通ってるんだろ?それもアルバイトしながら。もし家にくれば色々支援できるしさ」
潤は突然の話に驚いたんだろう。かなり動揺しているようだった。
でも、潤は半分とはいえ俺の弟…これ以上苦労かけさせたくなかった。
頼む、OKしてくれ!
翔「…行けよ、潤」
潤「し、翔兄さん!?」
この重い空気を打ち破ったのは他ならぬ翔くんだった。