第3章 日常編① 西谷夕
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朝のバス。今日はいつもより混んでるなぁ…
私がいつも通学で使ってるバス。
烏野に通ってる人でこのバスを使ってる人はあんまりいない。
でもいつもはちらほら見える烏野の制服が、今日は人混みのせいで見当たらない。
時間もいつもと一緒なのになんで今日はこんなに混んでるんだァ!!座れないじゃないかァ!!
とかなんとか考えてるそのとき。
ひゃぁっ?!
私のお尻に何かが当たった。
手…?
痴漢…?気のせいだよね。
人混みのせいでたまたまかすったとかなんとかだろう。
貴「っ……」
いや、気のせいじゃなかった。
手は私のお尻にしっかりとあたっている。
思わず声が出てしまった。