第9章 日常編④.5 影山飛雄
影「肉まん…食べに行こう」
貴「うん!たべよ!!」
ちょっと恥ずかしいこと言われちゃったけど、飛雄と元の関係に戻れた気がして嬉しかった。
少なくとも、普通に話せたってことが、私にとってすごくすごく嬉しいことだった。
澤「おーいお前らおせーぞー!」
影貴「す、すみませーん!」
小走りでみんなの元へ向かう。
私の一歩くらい前を行く飛雄の背中はなんだかスッキリしてるように見える。
私の顔からも笑みが消えなかった。
………うれしいな。
みんなの元へ行って肉まんを受け取る。
……食べながら思った。
飛雄、まだお前にふさわしくないとわかった、って言ってたよね?それって…
IH優勝=私にふさわしい
って思ってたってこと!?
だとしたら、相当なバレー馬鹿だな笑
そんなお茶目なとこもかわいいな、飛雄。
やっぱりまだ私の顔からは笑みが消えない。
日「なんか 神崎ももか、嬉しそうだね!」
貴「えへへ…!」
[日常編④.5 影山飛雄編、完]