第1章 出会い編
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武「みなさーん!!」
勢いよく体育館に飛び込んできたのは顧問の武田先生。
澤「集合!」
武田先生は金髪の強面な男の人をつれていた。
武「紹介します。今日からコーチをしてくれる烏養君です。」
えええええ!どっかで見たことあると思ったら坂の下商店の人!
武「この方は烏養前監督のお孫さんです。」
ん、なんかみんなざわざわしてる…
清「烏養前監督は前の烏野排球部の監督で、烏野を全国に導いたのよ。」
潔子さんが教えてくれた。そうだったんだ…だからみんなそわそわしてるのか…
烏「今日はみんなの実力を見にきた。相手は呼んだから6時半から試合な。」
澤「相手…?」
烏「烏野町内会チームだ。」
あれ、西谷さんどうしたんだろ…なんか元気ないな。
貴「西谷さん、どうしたんだろう…なにかあったんですかね…」
私は清子さんの方を見て言った。
清「あれは多分…」
潔子さんは
・烏野のエースの東峰旭さんっていう人が試合のときブロックでこてんぱんにされたこと
・それでトスを呼ぶのか怖くなったこと
・それに対して東峰さんを慕っていた西谷さんが怒ったこと
・部活を休んでいる東峰さんが戻ってこないと試合に出ないと言っていること
を教えてくれた。
あんなにいつも元気そうにしている西谷さんにそんなことがあったなんて…
日「あ!旭さんだ!」
…え?!みんなが日向君の方をみる。
烏「なんだお前遅刻か?なめてんのか?ポジションどこだ。人足りねえんだよ急げ!」
そう言われた東峰さんは体育館に入った。
この人が烏野のエースか…見た目は怖そうだけど優しい人ってことは雰囲気から伝わってくる。