第6章 não deixe
何で潤があんな事言ったのかは分からない
でも…興味本位でもいいと思った。
気が付けば…潤と共にどこかのホテルの部屋へと入っていた。
パタンとドアが閉まると同時に…潤の背中に抱き着いた。
「………好きだ…」
潤「うん…」
「いつか…潤の口から言わせてみせる。同じ言葉を」
黙ってる潤を正面に向かわせ、そのままベッドに押し倒した。
「好きだ…何でこんなに…好きなんだろ…」
ゆっくりと親指で潤の唇を撫でる。
そのまま…吸い付く様に重ねた。
潤「ん…ふ…」
最初から深く…絡み付く様に。
そして熱い舌を差し込んだ。
ちゅぷっと水音がすると…それに興奮してしまい、更にキスが深くなる。
潤「ん…ふふっ…」
少し苦しそうな声が俺には艶っぽく聞こえた。
キスをしながら潤の服を脱がせていく。
お互いに下着1枚だけになると唇を離した。
「潤…綺麗…白くて…」
潤「ふふっ、男だぞ?」
「それでも…世界一綺麗だ」
潤「雅紀…」
「好きだよ」
胸の飾りを掠めると潤の体がピクリと跳ねた。
「感じるの?」
潤「聞、くなよ…」
「だって嬉しい…俺を受け入れてくれただけで飛び上がりそうだったのに…俺の手で感じてくれるなんて…」
潤「雅紀の気持ちが…凄く嬉しかった…雅紀なら…」
そこまで言うと…潤から唇を重ねてくる。
俺なら…何?
付き合ってる彼女と…別れられる?
そう…言いたいの?
別れて欲しい。
俺を好きになって欲しい。
誰にも…渡したくない。
俺だけのものにしたい。
潤…潤…。
愛してる…!