【HQ】脳内妄想‐sharing.・繋がる縁の円‐【R18】
第3章 果てない執着(赤葦京治/sharing.)
京治が、ソコから手を離して、指先に付いている蜜を舌で舐めとっている。
汚いから駄目だと言いたかったけど、その姿があまりにも厭らしくて息を呑んだ。
そんな私を流し目で見て、唇の端が上がっていく。
「りらの味がするよ。」
その口から出てきた発言もまた厭らしく。
今度はどこにも触れられていないのに蜜が溢れてきた。
もう、このまま更に焦らされるのは嫌で、催促するように下半身に目を向ける。
下着の上からでも勃ち上がっているのが、はっきりと分かった。
「どうしたの?」
私の視線に気付いていても、余裕あり気な顔をしている。
焦らすのが好きなようだけど、私は限界で。
これ以上は我慢出来ないくらい欲しくて。
「京治の、挿れて…欲しい。」
震える唇で、なんとか言葉にした。
膝を立てて下着越しに自身を擦り付け、何が欲しいかアピールする。
「…っ!そういう、可愛い事されると…本当に、止まれなくなる。」
膝を掴まれて、動きを制された。
「止まって欲しくない。好きにしていい。私の、全部をあげる。」
だから、貴方の全てを私に頂戴。
私の頭は、この人への執着で侵されている。
きっと、暗く淀んだ眼をしていて、それは彼の僅かに残った理性を飛ばすには充分だったんだろう。
乱暴に足を開かれて、下着から取り出された自身が入り口に当てられる。
「どうなっても、知らないから。」
「…あぁっ!」
大丈夫だと頷くよりも早く、身体の奥まで貫かれて。
甲高い喘ぎを漏らすしか出来なかった。