【HQ】脳内妄想‐sharing.・繋がる縁の円‐【R18】
第2章 狼さんに食べられた(黒尾鉄朗/sharing.)
なんで、この場所に拘るんだろうか。
せめて、横になっても平気な場所でシて欲しい。
しかも、上の服は胸元に引っ掛かったままの状態だし、スカートも脱がしては貰えてない。
自分から脱いだ方が良いのかすら分からない。
「黒尾さん、何でですか。」
聞きたい事が多すぎて、曖昧に問う事しか出来なかった。
「ん?何が?」
「何で、ここでするんですか。服は、脱いだ方が良いですか。」
流石の黒尾さんでも、何を聞いているのか分からなかったようだ。
普段通りのトーンで会話をしている。
本当に、この人と今から身体を繋ぐのかすら、怪しくなってきた。
黒尾さんは、ニヤりと口の端を上げるだけで、何も答えてはくれず。
ジーンズの前を開けて、立ち上がった自身を取り出した。
手慣れた感じで避妊具を付けているけど、服を脱ぐ気は無さそうだ。
「着衣セックスってイケナイ事してる感じがしてイイだろ?」
その感覚には同意出来ないけど、脱がない方が良いと示されているのは分かった。
黒尾さんが近付く。
スカートを捲り上げられて、秘部の入り口に自身の先端が押し当てられた。
「本当に、良いんだな。」
「はい。」
倒れてしまわないように、黒尾さんの首に腕を回して頷く。
ゆっくりと進む腰に合わせて、ナカに入ってくる異物感。
「…は、ぁんっ。」
それだけで身体が反応を始めて、声の混じる熱い息が漏れた。