【HQ】脳内妄想‐sharing.・繋がる縁の円‐【R18】
第2章 狼さんに食べられた(黒尾鉄朗/sharing.)
目には涙が浮かんでいて、視界がぼやけている。
その中で、黒尾さんの頭が下がっていくのが見えた。
鎖骨、胸、腹。
少し下がる毎に肌にキスを落とされて、その度にジワジワと広がるくすぐったいような感触に身震いする。
更に下がっていった黒尾さんは、足の間に顔を埋めた。
「…い、や。それは、止めて…下さい。」
何をされるかは分かっている。
恥ずかしいとか、そんな理由で嫌なんじゃない。
そんなトコ、汚いから。
「何で、嫌なんだ?汚いからっつーのは却下。」
理由を聞いてくれる気はあったようだけど、私の考える事はお見通しで。
別の理由なんか考える暇すら与えて貰えず。
「これ、もう役に立ってねぇな。」
蜜で濡れていたショーツが脱がされた。
黒尾さんが少し離れたから、最後の抵抗とばかりに足を閉じようとしたけど、片手で押さえ付けられて。
先程、達したばかりで力の入りきらない足が閉じれる事はなく。
中心部に、濡れた生暖かい感触が這った。
「ひゃっ、ぅ…。」
それだけで、甘い声が出てしまうというのに、ナカに指を埋め込まれて探るように動いている。
「…や、ソコ、だめ…です。」
特に感じる部分を探り出され、集中的に攻められた。
さっきとは、また違う快感の波が恐ろしくなって首を必死に振る。
「りら、イっていいんだぜ?お前が気持ちいいと、俺が嬉しい。」
聞こえてきたのは、優しい声。
恐怖心が消えて、残された快楽の波に完全に飲まれた。