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【刀剣乱舞】とある主お世話係の恋模様

第2章 実は好きです


「主!」
主の部屋に行き、襖を勢いよく開ける。普段なら一声かけるが、今はそれどころではない。主は驚いたように、読んでいた書物から顔を上げた。
「おわっ、長谷部! どうした?」
「どうしたもこうしたも、主、あまり言いふらすのは止めてください」
自分でも顔が赤いのが分かる。
「えー。だって、長谷部可愛かったし? 面白かったし? 言わないのはもったいないでしょー」
「……主は、俺のこと、好きじゃないんですか?」
目を合わせられなくて、俯いた。
自分は真剣に気持ちを伝えたのに、主にとっては何ともなかったのだろうか。
近侍というありきたりな距離から、恋人という特別な距離まで近づいたと思ったのに。
「……好きじゃなかったら、恋人なんかにしない」
主は俺に真剣な眼差しを向け、言った。
「……ありがとう、ございます」
自然と笑みがこぼれ、主を抱きしめた。
そして、どちらからともなく唇を重ねた。
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