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【刀剣乱舞】とある主お世話係の恋模様
第2章 実は好きです
「へえー、あの堅物長谷部が!」
薬研は興味深げに目を見開いた。医療品の帳簿をつけていた手を止める。
「俺も最初に聞いた時はびっくりしたよ……」
加州は机に肘をついた。「実ったことより、長谷部に好きな人がいたって方が驚き」
「確かにな……」
薬研は苦笑しながら帳簿に数字を書きこんだ。
「ま、上手く行く事を願うか」
「長谷部君」
廊下を歩いていると、燭台切に声をかけられた。
「どうした?」
「聞いたよ。主と恋仲なんだって?」
「なっ……どこで聞いた!」
「えー? 主から」
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